対象となる疾患は首からうえの眼や脳などを除いた広範囲に及びます。
保存的治療から手術治療に幅広く対応できます。
耳鼻咽喉科・頭頸部外科では耳の病気、鼻の病気、顔面神経の病気、鼻の病気、口の中やのどの病気、くびのしこりに対して専門的な診療を行っています。特に次のような症状を扱います。・耳が聞こえにくい・頻繁にのどが痛くなる・耳漏が出る・いびきが大きい、寝ているときに呼吸が止まると指摘された・めまいがする・こえがかすれる・顔が曲がった・食事の際に頻繁にむせる・鼻水がとまらない・くびにしこりがある・鼻がつまる・においがわかりにくいなどです。 外来診療は月曜日から金曜日の午前中です。水曜日と金曜日は手術を行います。熟練した耳鼻咽喉科・頭頸部外科専門医、気管食道専門医が診療を行います。
外来診療担当表はこちら対象疾患
耳鼻咽喉科・頭頸部外科では次のような疾患を対象にしています。滲出性中耳炎、慢性穿孔性中耳炎、真珠腫性中耳炎、外耳道真珠腫、先天性耳漏孔、耳介血腫、めまい、急性感音難聴、顔面神経麻痺、慢性副鼻腔炎、歯性副鼻腔炎、抗酸急性副鼻腔炎、鼻中隔弯曲症、肥厚性鼻炎、アレルギー性鼻炎、扁桃炎、病巣感染症、顎下腺唾石症、睡眠時無呼吸症候群、音声障害、嚥下障害、頭頸部腫瘍(鼻副鼻腔腫瘍、口腔がん、咽頭がん、甲状腺がん、副甲状腺腫瘍、耳下腺、顎下腺などの唾液腺腫瘍、正中頚のう胞、側頸嚢胞など)鼻骨骨折、顔面多発骨折などの顔面外傷
特色・取り組み
内視鏡単独、あるいは顕微鏡と併用した耳科手術、小児の中耳炎手術、口蓋扁桃、アデノイド切除を伴う鼓膜チューブ留置術は経験が豊富です。鼓膜の穿孔を伴う中耳炎に対してはトラフェルミン製剤を使用した穿孔閉鎖術を日帰りで行っています。また鼻つまりの改善手術では内視鏡下の鼻腔手術、下鼻甲介手術、鼻中隔強制術を行います。また好酸球性副鼻腔炎に対しては手術治療とデュピルマブ注射を併用した治療を積極的に行っています。顔面外傷による眼窩ふきぬけ骨折は複視などの症状をきたしますが、耳鼻咽喉科で整復術を行います。脳と顔面の境目である頭蓋底の病変に対しても積極的に内視鏡手術を行い、時に脳神経外科医と共同で下垂体手術の副鼻腔からのアプローチのお手伝いをします。耳下腺良性腫瘍、甲状腺腫瘍に対しては神経刺激器を使用して神経損傷を最小限にすることで手術を行っています。初期の喉頭癌や咽頭癌では内視鏡的切除、放射線化学療法による治療も行います。PET検査も可能で頭頚部癌術後の経過観察を熟練した専門医が行えます。
医師紹介
-
頭頸部外科部長
白戸 弘道
しらと ひろみち
-
資格等
- 日本耳鼻咽喉科・頭頸部外科学会専門医・指導医
- 日本気道食道科学会専門医(咽喉部門)
- 補聴器相談医
- 補聴器適合検査担当医・騒音性難聴担当医
- 日本医師会認定産業医
- インフェクションコントロールドクター(ICD)
- 舌下免疫療法担当医
- 音声言語嚥下講習会受講
-
耳鼻咽喉科部長
竹内 秀行
たけうち ひでゆき
-
資格等
- 日本耳鼻咽喉科・頭頸部外科学会専門医
- 臨床研修指導医